ハンガリー

ブダペストで目撃した衝撃的な光景【ハンガリー旅行記】

  ブダペスト滞在最終日、夜行バスでワルシャワに向かうまで時間を持て余していた。この日はブダペスト滞在最終日ということあり、夜の街をふらふらと歩き時間つぶしをしていた。散歩をして2時間近くが経ったころ、ホステルに引き返すことにした。メトロ沿いにある通りを歩いていると、道路には消防車が止まっており通行止になっていた。  何があったんだろうと近づいて行くと、車の天井部分に街路樹が倒れてしまったらしい。倒れてしまった木が道路に広がり、そのせいで通行止になったようだ。

  この光景を見たときに、車の中も場合によっては危険なんだなと改めて思った。車内にいる時に大雨が降り始めたら、わざわざ雨の降る中外に出て雨宿りをする人は少ないだろう。路肩に車を止めて、雨が弱まり安全に走れるようになるまで車内で待機するはずだ。

  幸いにも車内には誰も乗っていなかったようで、被害は車だけですんだようだ。もし人が乗っていたと思うとゾッとしてしまった。車の持ち主は、自分の車がこんな状態になっていたらビックリするだろう。

 話はだいぶ飛んでしまうが、以前コロンビアに滞在していた時、強盗に襲われバッグを奪われてしまったことがあった。バッグの中にはカメラやパスポートなどの貴重品が入っていた。強盗にバッグを奪われてしまった時は、精神状態を良好に保つことができず、深いため息ばかりを吐いてしまう日々が続いていた。

  そんなある日、ホステルで働くコロンビア人が私を気遣って話しかけてくれた。「そんなに落ち込むなよ。物は取られてしまったけど、身体に怪我を負わなかったならそれでいいじゃないか。大事な物かもしれないが、所詮は物。必要ならばまた購入すればいい。」

  確かに奪われてしまった物は後から購入したり、代換品を購入することもできる。しかし、自分の身体だけは替えがきかない。車は残念なことになってしまったが、人が乗ってない時に木が倒れてしまったのが不幸中の幸い。中に人が乗っていたら、大怪我をしたかもしれない。

  街路樹の多い通りは歩いていて気分が優れてくる。特に夏の暑い日は、木の葉や木の枝が太陽の光を遮り日陰になるので歩いていると涼しい。しかし、自然はときに凶器と化す。

  ブダペストには12日ほど滞在していたが、ブダペストで最も印象に残っている出来事は、車の上に木が倒れてしまったことだ。

 

 

 

error: Content is protected !!