南アジア

アンナプルナ・トレッキング3日目 ゴレパニからガンドルンへ 【ネパール一人旅】

 プーンヒルに日の出は見に行かなかったが、思ったよりも早く目を覚ました。部屋の窓から外を覗いてみると、建設中の山小屋の奥に雪をかぶった山を見渡すことができた。日の出は見れなかったものの、ヒマラヤ山脈を見れただけでも満足だ。

 山小屋のラウンジからも、微かに山をみることができる。暖かなコーヒーを飲み、朝食をいただいた後にガンドルンへ向けて出発することになった。外に出て身体を伸ばす。10月とはいえ、標高が3000メートル近くあると朝晩は冷え込む。

 ゴレパニからガンドルンの道のりは長い。前日は7キロほどの距離だったので、倍近くの距離を歩かなければならない。しかし、昨日の登り階段の道のりとは打って変わり、ほぼ下りが続くという言葉にほっと胸をなでおろした。

 昨日は散々な思いをした。1時間ほど階段を登っても終わりが見えず、ため息をこぼしながら階段を登っていった。階段がようやく終わったと思ったら、別の階段が現れる。山の上へと続いている階段を下から見上げるたびに、「私はここで何をしているんだろう?」とトレッキングに来たことにうんざりするほど階段を登った。 2860メートルから1940メートルの地点に向けて山下り。今日は楽勝だな!と思いながらゴレパニを歩いていると、早速登り坂が現れた。私はガイドに向かって話しかけた。「今日は下りの日じゃないの?」「ゴレパニから30分くらい山を上がってから、下りが続いていく。最初の30分だけた。我慢して登ってくれ」

 正確な時間はわからないものの、おそらく30分以上は登って来たような気がする。山の上から下を見下ろしてみると、微かにゴレパニを確認することができた。

 下りと聞いて舞い上がっていたというのに、3〜4時間も坂道を下り、そして階段を降っていると心境が変わってくる。階段を登るのも辛いが、階段をずっと下っていると、さすがに膝が笑い出し力が入らなくなる。

 私たちはナイヤプル、ティケドゥンガ、ゴレパニのルートでトレッキングをしているが、逆方面のガンドルンから来る人たちが結構いた。階段を下りていると、登ってくる人たちとすれ違う。前日の私がそうだったように、うつむきながら階段を登っている登山客。すれ違っても基本的に挨拶はしない。というか、あえてしなかった。下りも辛いが、それ以上に登りはきつい。呼吸が乱れている人も多く、挨拶どころではない。

 タダパニで昼食。雨が降ってきたので、ちょうどいいタイミングで休むことができた。ダルバードを食べていると、雨から雹に切り替わり、アスファルトをバチバチと弾く音が激しくなっていた。昼食を終えると雹は雨に切り替わり、小雨になったところでタダパニを出発。

 本日の目的地、ガンドルンに到着。予約をしているコテージでチェックインをすると、ベットの上で30分ほど休息したあとに村の中を散歩することにした。

 ティケドゥンガやゴレパニに比べると、ガンドルンは大きな村である。明日の朝、この村を離れるのは惜しいとさえ思えてくる。散歩をしながら、もう1泊くらいガンドルンに滞在してのんびりと散歩をしたいなと思った。個人ツアーとは言え、スケジュールががっちりと組んであるので、毎日歩いてばかりだった。せっかくトレッキングに来たので、1日くらいゆっくりと村で過ごしたい。

 コテージに戻ると、ガイドに1泊延長をしたいことを伝えた。そして夕飯までは、目の前にある山をぼんやりと眺めていた。晴れて全貌が見える山よりも、雲や霧がかかっている山の方が神々しく見える。明日の天気予報を見ると、午前中は晴れマークになっているので、翌日はどんな景色が見えるのか楽しみだ。

 

アンナプルナ・トレッキング4日目 ガンドルンで休息

 

 

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