南アジア

【スリランカ一人旅】スリランカ列車の旅 コロンボからキャンディへ

     インドビザセンターにパスポートを預けるまで5日間ほど時間がある。その間に観光しようと電車のチケットを予約しにコロンボフォート駅に向かった。

     次の目的地はスリランカ中部の都市キャンディ。スリランカ仏教の聖地であり、標高が500メートルあるので避暑地にもなっている。

     駅でチケットオフィスを探していると、「何を探しているんだ?」と男が声をかけてきた。電車の予約をしたいからチケットオフィスを探していると伝えると、「どこに行くんだ?キャンディか?」と質問された。私が頷くと「トゥックトゥックで行かないか?6000ルピーでいいぞ。」と言ったが、電車で行きたいので断った。男は残念そうな表情を見せたが、すぐに他の観光客の方に向かって歩いて行った。

     暇そうにしている駅員を見つけ予約オフィスの場所を尋ねると、オフィスまで連れてってくれた。チケット予約のカウンターで、明日の午前中に2等列車でキャンディーまで行きたいことを伝えると、職員はカタカタとキーボードを打ち始めた。「明日の午前中は1等しか空いてない。それも最後の1席だ」と言った。値段を聞いてみると想像以上に高かったが、暑いコロンボには滞在したくないので1等列車のチケットを購入した。

     翌日、電車の出発する30分前に駅に向かったが、予定時刻よりも15分くらい遅れてやってきた。列車の中に入ると、冷房が効きすぎて冷んやりしており、バックパックの奥底に眠るジャケットを取り出して羽織った。海外の冷房が効いている場所に行くと、指定温度が低いせいか寒いことがよくある。初めて乗るスリランカの1等車も同様であった。

  指定座席に座っていると、次々と外国人観光客がやって来てくる。空いていた席が徐々に埋まっていくと、各地で雑談が始まり賑やかになった。電車に乗って10分くらい経っただろうか。古めかし汽笛が鳴ると、電車はゆっくりと動き始めた。

     車窓を眺めていると、線路を歩く人をよく見かけた。線路を渡るなら分かるが、道路の上を歩いているように線路上を歩いている。     想像以上に揺れが激しいスリランカの鉄道。町を走り抜け、山の中を進んでいく。首都コロンボを離れ1時間近くたつと、長閑な光景が視界いっぱいに広がる。都心部を離れ田園風景を眺めていると、しばらく忘れていた旅心が蘇ってくる。

     コロンボフォート駅から約3時間、キャンディに到着した。

 

 

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