タイ

インドのホーリーフェスティバルとタイのソンクラーンの共通点

       2018年の3月と4月、インドのホーリーフェスティバルと、タイのソンクラーンに参加した。ホーリーフェスティバルは以前から参加してみたと思っていたが、タイのソンクラーンは偶然にもバンコクにいたので急遽参加することになった。私が行ったのは、祭りが最高潮を迎える最終日。両祭りとも前に進むのが困難なほど人がひしめき合っていた。  まったく接点のない2つの祭りのように思えるが、参加してみると意外にも共通点が複数あることに気づいた。

    両祭りは数日間にわたって行われていたし、「いい加減にしろ!」というほど水の掛け合いが行われていた。爆音でダンスミュージックが流れる中、日頃の鬱憤を晴らそうと、カンカンに降り注ぐ強い日差しの下で踊る若者たち。遠慮なんて言葉はなく、水をぶっかけあい、今日という特別な日を楽しもうという雰囲気だった。。

  両祭りとも水鉄砲とバケツが使われており、通行人に目掛けて大量の水を浴びせていた。こちらがカメラを持っていても、故障してしまうことなどお構いなしにバシャバシャと水をかけてくる。  祭りでは警官も標的の対象になっていた。インドのホーリーフェステバルではピンク、緑、オレンジなどの派手な色粉が顔と制服に付着していた。若者たちが警備をしていた警官に近づくと、袋に入った色粉を顔に塗り始める。普段そんなことをしたら公務執行妨害になりそうだが、祭りの最中ということもあり、色粉を塗られた警官は怒るどころか顔をニヤつかせて笑っていた。

  タイの水掛け祭りでも、警備に当たっていた警官の顔に泥を塗る若者がいた。インドと同様にふだんやったら公務執行妨害になるだろうが、泥をかけられても気にする素振りをみせず楽しそうに祭りの警備にあたっていた。

ホーリーフェスティバルとソンクラーンの問題点

  両祭りとも過激な祭りのせいか、事件が頻繁に起こっているらしい。2018年のソンクラーンでは、アクシデント3724件、死者418人、怪我3984人という統計が英語版ウィキペディアに出ていた。ホーリーフェステバルでは死者や怪我人の話は聞かないが、レイプや暴行が起こるのは何度も聞いたことがある。

  過激なホーリーフェスティバルが行われることで有名なブリンダバンとマトゥーラに行ってみたが、暴行などの事件を目撃することはなかった。子供からお年寄りまで、和気あいあいと祭りを楽しんでおり、昼間なので犯罪が起こるような雰囲気ではなかった。しかし、ホーリーフェスティバルやソンクラーンに限らず、集団で勢いが過熱していけば何が起こっても不思議ではないし、年に一度行われる祭りなので羽目を外すし過ぎて歯止めがきかなる可能性は十分にある。

  それよりも交通事故に巻き込まれる可能性の方が圧倒的に高い気がした。両国に約1ヶ月ほど滞在してみたが、インドもタイも運転が荒い印象が残っている。インドでは歩行者よりもバイクと車の方が優先度が高いのか、道の端を歩いているにもかかわらず、何度が轢かれそうになった。人が歩いていようが強引に突っ込んでくるのがインドらしかった。

  両国の交通事故率を調べてみると、タイは世界ワースト上位だし、インドも近年交通事故が減っているようだが、それでも年間に48万件近く起こっているらしい。ソンクラーンでは通りを走るスクーターやトゥクトゥクにめがけて大量の水をぶっかけていたし、インドではオートリキシャで移動中にバケツに入った大量の水を何度も浴びた。水をぶっかける方は楽しいだろうが、不意打ちで水をかけられた方は視界を失ったりするので、事故につながる可能性があり危険だった。

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