ウクライナ

【ウクライナ旅行記】リヴィウのビール博物館で酔いしれる

  リヴィウに着いて数日間過ごすと、だいたいの観光地と呼ばれる場所は回ってしまった。リヴィウは2日もあれば十分堪能できる小さな街。ホステルに滞在中、ポーランドから来ている週末旅行者に数組会ったし、実際にポーランドの国境付近の街から週末遊びに来る人がいると言っていた。リヴィウからウクライナとポーランドの国境まで約70キロと近い。

  リヴィウで何があるのか調べていると、ビール博物館というビール好きには興味深い博物館を見つけた。ビール博物館の場所は、リヴィウ中心地から少し離れているものの、徒歩圏内にあり、中心地から15〜20分もかからずに着きそうだ。支度を整えると、さっそく博物館へ向かった。

  ビール博物館の料金は、合計100フリヴニャ。博物館の入場料60フリヴニャと、4種類のビールテイスト料40フリヴニャ。テイスト一杯の値段は、僅か10フリヴニャでバーなどで飲むよりもはるかに安い。入場料とテイスト代を支払うと、ビールテイストをする引換券をもらい、地下の掲示室に向かった。

  平日の昼間に来たせいか、博物館内は空いていた。館内の広いスペースには、ビールに関する様々な掲示物が置かれている。ビールがどのようにヨーロッパに広まっていったのかを描いた地図、昔のバーの模型、昔の人がどのようにビールを堪能していたのかが描かれたポスター。その中でも、ビールのラベルがずらりと並んだディスプレーは見応えがあった。

     ビール博物館でビールテイストを堪能する

     ざっくりとビール博物館の掲示を見た後は、楽しみにしていたビールテイストの時間。バーカウンターでビールテイストの引換券を渡すと、4つのグラスに4種類のビールを注いでくれた。見るからに美味しそうなビールがずらりと並ぶ。右から飲もうか、左から飲もうか、悩んでしまう。何のビールを飲もうか考えているときは、酒飲みにとっては祝福の時間だ。

  悩んだ挙句、左のグラスから飲むことにした。味は見た目の通り、フルーティな味わいで、さすがヨーロッパのビール。文句なしでうまかった。おそらく多くの人が好む標準的な飲みやすいビール。2番目のグラスは、今まで口にしたことがない独自な味わいだった。酸味があって癖がある。個人的には飲みにくいビールだったせいか、グラスを空けるのに時間がかかった。

  3番目のグラスは、一番目のビールをより濃くしたフルーティーな味わい。グラスに鼻を近づけると、フルーツの香りがするが、何のフルーツかはわからない。正確には、3つめのグラスを飲み終わった頃には、博物館の空間と、味わいのあるビールに酔いしれていた。

おわりに

  リヴィウのビール博物館は、ビールを堪能するにはうってつけの場所だ。館内にはロシア語のサイケデリックロックが流れており、言葉はわからないものの、普段よく耳にする英語の音楽よりもかっこよく聞こえる。次に流れた曲は、ヨーロッパらしいドラムンベース。90年代に流行ったジャンルだが、ウクライナ滞在中に度々耳にした。ヨーロッパでは、再びドラムンベースブームがきているのだろうか。そして、壁には絵画や写真などのアートワークが掲示されており、視覚的にも楽しむことができた。

 

 

 

 

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