南アジア

【スリランカ一人旅】海辺の小さなリゾート地ネゴンボ 

     キャンディ4日間の滞在を終え、早朝6時20分の電車でコロンボに戻た。その足でインドビザセンターに行き、パスポートを預ける。翌日にビザの貼られたパスポートを受け取れると思ったが、2日後の午前中に取りに来てくださいと言われた。  スリランカ出国まで残り5日間ほど時間がある。見所が少なく宿代の高いコロンボを離れ、バンダラナイケ国際空港付近のネゴンボという海辺の小さな街に向かうことにした。

     暑い日々が続くスリランカでは観光意欲が湧いてこないし、残り少ない時間をビーチでまったり過ごすことにした。

     コロンボのバスターミナルからネゴンボまではバスで簡単に行ける。冷房の効いたバスで高速道路を走るルートと、冷房のない一般道を走っていくルート。高速バスなら45分もあれば着くので、迷わず高速バスでネゴンボに向かうことにした。

     バスに乗ると客は数人しか乗ってなかったが、15分も停車していると次々と人が乗ってきて席は埋まっていった。満車になったところで、バスはターミナルを出発。高速道路に乗るまでは渋滞にはまりのろのろと走っていたが、高速道路を走り始めると視界から車が消えるほどガラガラだった。バスの冷房が効きすぎて体がガタガタと震え始めた頃、ネゴンボのバスターミナルに到着した。

     ネゴンボのターミナル前にはトゥクトゥクが止まっており、運転手はシートに座り暇そうに客待ちをしていた。その中で人の良さそうな親父を見つけると、素早く値段交渉を済ませ宿まで向ってもらった。

      私の滞在した宿は、ネゴンボ中心街から2キロほど離れているが、道路を一本渡ればビーチになっている。滞在費は一泊1400ルピーとコロンボに比べると半額で泊まることができた。

  ネゴンボでは何もしない日々が続いた。陽が落ち始め、空が淡い色に染まり始めた頃、宿を出てビーチに向かう。宿の前にある道路を渡り、30秒も歩けば海から涼しい風が運ばれてくる。

     ビーチに着くと、夕陽を拝もうと砂浜に座っている人や、砂浜の上をのんびりと歩いてる人が目に付く。広場ではクリケットが行われており、その上では黒い鳥が風に乗って遊んでいる。

  ビーチで涼んだ後は、商店で軽食を買って川沿いを歩く。川の流れに歩幅を合わせ、買って来た揚げ物を口に頬張りながら散歩する。

     汗をかき始めた頃、道に腰を下ろして河岸の光景をぼんやりと眺める。ボートの上で魚釣りに使う網の準備をしていたり、家の前で雑談していたり、飾らない日常を隙間見ることができた。    陽が沈み始めた頃、毎回違うルートで宿に戻った。小道を歩いては行き止まりで進めず舌を打ち、入り組んだ道を歩いては迷子になる。

     ネゴンボ滞在中は観光をすることはなかったが、スリランカ滞在の中で一番充実した時間を過ごせた。

 

 

 

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