イタリア

イタリア滞在11日間 ローマとナポリの印象

 私が滞在していたホステルは、ここが世界を代表する観光地と言うのにふさわしいほど、世界各国から観光客が集まってくる。

 ホステルには7日間滞在していたが、ラテンアメリカから着ている観光客と同室になることが多かった。メキシコ、アルゼンチン、チリ、コロンビア。南米から来ている観光客たちは、ローマの後にバルセロナやパリなど周ってから帰国するという。確かに南米からヨーロッパまで来て、1ヶ国に滞在して帰国するのはコストパフォーマンスが悪い。そう滅多に来れるわけではないので、ヨーロッパを周遊する人が多い。そういう私たち東洋人も、同じようなルートを周る観光客に出会う。

 南欧を旅するなら、アテネ、ローマ、バルセロナ、マドリッド、リスボンなどが代表的な都市だろうか。ヨーロッパはLCCの便数が多くて安い。列車やバスでも国をまたぐことができるので、移動にかんしては他の地域よりも優れている。例えば10日間の日程だったら、アテネ2日、ローマ3日、バルセロナ2日、そしてリスボン3日のように忙しないが周遊することも可能である。あるいは1カ国にとどまって、ゆっくりと街を転々としていく旅も楽しそうだ。

 ドミトリーに滞在していると、ローマ観光から帰ってきた同室の観光客たちが語り始める。彼今日はコロッセオに行ってきた。俺はバチカン市国に行ってきた。明日はトレヴィの泉に行くんだ。観光名所の名前が静かな室内を飛び交っている。

 ローマには7日間滞在したが、観光名所はどこにも行っていない。コロッセオはおろか、バチカン市国にすら行っていない。ただ街をひたすら歩き回り、ローマのストリートアートを撮る日々。

 ローマ滞在中、唯一楽しみにしていたのは、「ピッツェリア」でピザを食べることだった。イタリアというよりも、ローマで食べるピザはどこもそれなりに美味しい。特に地元の人が行きつけになっているピッツェリアは、手頃な値段で美味しい店が多かった。

歩いていたら、「写真撮ってくれ。」と声をかけれれた。こういうノリはキューバやインド以来。ローマもナポリもフレンドリーな人が多かった。

横断歩道機。葉っぱが茂っているので、押しにくかった。

ローマからナポリに移動

 2018年欧州の旅でよく乗っていたフリックスバスでナポリに向かった。値段は金曜日だったこともあり、平日よりも10ユーロ近く高かった。ローマからナポリ行きのバスは本数も多く、約3時間の道のりで簡単に行くことができる。しかし、私がナポリに向かった時は運が悪かったのか、渋滞に巻き込まれ30分ほど遅れて到着することになった。

 ナポリに行って気づいたが、ローマは物価が高い。私が滞在していた安いホステルでも、1泊3000円くらいした。ナポリでは1泊1800円程度。同都市とも立地は中央駅付近で便が良かった。

 イタリアにはローマとナポリにしか滞在してないが、この2都市の物価の違いは、別の国にいるような錯角に陥るほど違いを感じた。交通機関の値段はそこまで変わらないものの、ナポリで毎日通っていた食堂の値段は恐ろしく安い。これで3ユーロ。350ミリ・リットルのペプシ付き。アフリカ系の移民がやっている食堂で、店に食べに来ている客たちはアフリカ人ばかりだ。料理の大雑把さや量が、まるでアフリカの食堂で食事をしているような気分にさせてくれる。

 ナポリでは朝食はカプチーノとクロワッサンを頼むことが多かった。 価格は2・5ユーロ。 似たような食事はローマ(場所による)だと5ユーロ。中心地に行くほど価格が高くなる。シティーパスの値段は、ローマは1日7ユーロでナポリは3・5ユーロ。路線の多さや街の規模が違うので、シティーパスの値段が倍も違った。

 ナポリといえば、アフリカ系の移民が多い。ナポリの中央駅付近に滞在していたが、ここは本当にイタリアなのかと思うほど黒人が目立つ。ホステルの同室のコロンビア人が、コロンビア第二の都市「メデジン」よりも柄が悪いと言っていた。流石にメデジンの方がガラが悪いように思えるが、店のショーウインドウのガラスが割れてるのは色々な場所で見かけた。しかし、昼間は治安が悪いとは思えなかったし、事件が起こりそうな気配もなかった。

 ナポリではピッツェリアで食事をすることは一度もなかった。ここはイタリアか?と思うほどピザが美味しそうな店を見かけることはなかった。ローマでは気が狂ったようにピザ、ピザ、ピザばかりだったが、ナポリ滞在4日間でピザを口にすることは一度もなかった。

ローマとナポリ滞在まとめ

 アテネに続いてローマのホステルでも、部屋のフックにかけていたタオルをかってに使われることが度々起こった。シャワーを浴びようとタオルを手にすると、誰かが私のタオルを使用したようで濡れているのが気持ち悪かった。おまけに体臭が付着しており、鼻を摘みながら息を止めて身体を拭いていたのが懐かしい。

 国や都市によるが、ホステルではタオルが別料金の場所が多い。タオルを借りる場合は、どこも2ユーロくらいだろうか。ホステルによってはタオル代+デポジットを請求される時もある。 さすがに毎回タオル代を払うのもばかばかしいので、ナポリでタオルを購入した。

おわりに

 ローマとナポリについての印象は、ゴミが歩道に落ちているのを除けば街の雰囲気は最高だ。風情があって古い建築もメンテナンスを重ねて保たれている。美しい街ローマとナポリ。ギリシャ同様に、イタリアの別の都市を旅してみたいなと思った。

 ナポリからローマに戻ると、次の目的地バルセロナに向かうことになった。

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