タイ

レンタルバイクで巡るアユタヤ遺跡観光 1日でどのくらいまわれるのか?午前編 【タイ一人旅】

        アユタヤ遺跡観光は、レンタルバイクを借りて個人で回ることにした。ツアーに申し込むことも考えたが、一人気ままに遺跡巡りをしたかったし、久しぶりにバイクに乗りたくなった。

  アユタヤにはバイクや自転車をレンタルできる店が、少なくとも5件は見かけた。何軒かレンタルバイク店を回り値段の相場を調べてから借りるのが良かったが、バイクを探す手間と返しに行く手間を考えると、多少高くても宿で借りることにした。1日のレンタル料は200バーツ。おそらくレンタルバイク店の方が少し安く借りることが出来ると思う。

         朝の9時30分、宿のオーナーからレンタルバイクの鍵を預かると、鍵と一緒にアユタヤ観光の地図を受け取った。地図を広げて眺めていると、オーナーはアユタヤ遺跡の見所をペンで丸く囲み、地図上の道路に線を引いたあと 、効率良く回れるルートを教えてくれた。しかし、地図を見ても実際の距離感がつかめずわかりにくかったので、使い慣れているオフライン地図アプリMAPS.MEを使うことにした。

         準備が整ったところでバイクのエンジンをかけた。スクーターとはいえバイクにに乗るのは約18年ぶり。久しぶりに乗るので少し緊張気味だったが、バイクに跨るとすぐに不安は吹き飛んだ。アクセルを回すと、アクセルに結構な遊びがあり長時間乗っていると手首が疲れそうな気がした。

        バイクに乗って3分も走ると、すぐにバイクの運転に慣れた。5分くらい走ると、過去の感覚が蘇り始め、免許を取り立ての頃を思い出す。ただ宛てもなく異国の地を真っ直ぐ進んでいるだけで十分面白い。生暖かい風が心地良く、このままどこまでも進んでいたきたい衝動に駆られる。スクーターを購入して「東南アジア周遊でもしようかな。」と考えるほどバイクの虜になっていた。

       15分くらい走っただろうか。夢中になって走り続けていると、ある事を思い出した。久しぶりに乗るバイクが面白いせいか、すっかりアユタヤ遺跡を巡る事を忘れていた。バイクを路肩に寄せて現在地を地図で確認。ここから一番近い遺跡は、ワット・チャイ・ワッタナーラーム。適当に走っていてもつくもんだと思い遺跡へバイクを走らせた。

ワット チャイ ワッタナーラーム

  遺跡の駐車場に着くと、10時前だというのに多くの観光客が集まっていた。車の駐車場は既に満車で、駐車場に止めることができない多くの車が道路まで連なっていた。ワット チャイ ワッタナーラームは人気があるのもうなずける。駐車場から見える遺跡は、カンボジアのアンコールワットを彷彿させ、遠くから見ても立派な建築に見える。真ん中にそびえ立つ塔は高さ30メートルくらいはありそうで、いったいこの立派な建築を造るのにどのくらいの歳月を要したのだろうと思った。

  チケットを購入しようとオフィスの前で並んでいると、1ヶ所のチケットではなく5ヶ所の遺跡がセットになったチケットを購入している人たちがいた。私の番になると、チケットオフィスの女性は「アユタヤ遺跡を巡るなら、1ヶ所のチケットを購入するよりも、5ヶ所の遺跡がセットになったチケットの方がいいわよ。」というので、セットになったチケットを220バーツで購入することにした。

  このチケットを持っていれば、1回1回入場するのにお金を払う手間が省けるし、チケットにスタンプを押してもらうだけでいい。そして入場するたびにスタンプを押してもらえるので、スタンプラリーのようで面白そうだ。チケットに1つ目のスタンプを押してもらい中に入った。

  遺跡の敷地内を歩いていると、アユタヤ王朝時代の伝統衣装を着た人たちが写真撮影をしていた。伝統衣装を着ている人たちと、遺跡の景色が上手く相まって、アユタヤ王朝時代にタイムスリップをしたような錯覚に溺れる。女性は日傘を差している人が多く、日陰を作るだけでもだいぶ涼しそう。奥へ足を進めると、ビルマ軍によって破壊された仏像が並んでいた。首から上を斬られた仏像。酷いのは腰の上から切られている仏像もあった。

  滞在時間はおよそ20分。ワット チャイ ワッタナーラームの敷地は広く。歩いてぐるっと回るのに結構時間がかかった。

 

ワット プッタイサワン

  次に向かったのはワット プッタイサワン。ワット チャイ ワッタナーラームからバイクで約10分くらい走ったところにある。駐車場から奥の方へまっすぐ進んでいき建物の中へ入ると、壁際に黄金の仏像が並んでいた。仏像の高さは約1メートルくらいで個体は小さいが、黄金の仏像が壁一面にびっしりと並んでいるのは迫力があった。建物の中を一周してみると、壁4面に黄金仏像が台座している。どのくらい並んでいたのか正確な数はわからないが、100体近くはは並んでいたと思う。

        建物を抜けて奥へ進んでいくと、今度は長さ10メートルくらいの仏像が横たわってくつろいでいた。その仏像の横では小さな仏像が胡座をかいている。小さな仏像は修業をしているのか、大きな仏像の呑気な表情に比べるて表情が硬いように見えた。

     ワット チャイ ワッタナーラームとは違いワット プッタイサワンはあまり人がいなかった。ブッタが横になってのんびりとしている環境なだけあって、昼寝をするには最適な環境。風に揺れる木の葉の音や小鳥のさえずりが静かな敷地内に響き渡っており心地がよかった。

     ワット プッタイサワンの滞在時間は約20分。敷地内は奥行きがあり、見所は黄金の仏像と休息中の仏像。敷地内をぐるっと一周すると結構時間がかかった。駐車場の近くには無料のトイレがある。飲み物やスナックの軽食の売店もある。

ワット パナンチューン

  ワット プッタイサワンからワット パナンチューンまでは約15分。駐車場の入り口で寺院の入場料20バーツを支払う。駐車場は今までの遺跡に比べると広く、50台近くは駐車場できるほど広々としていた。バイクを止めて寺院に向かうと、寺院の入り口にはおよそ50人分くらいの靴が置かれていた。スリランカやインドの寺院でもそうだったが、仏教の寺院は土足厳禁。他の参拝客同様に靴を置き、寺院の廊下を歩いて奥へ向かった。

  寺院の奥には高さ約12メートルくらいの巨大な黄金の仏像が祀れている。その前では多くの人々が仏像の写真を撮ろうと、撮影会が行われていた。黄金の仏像の周りをぐるっと1周歩くこともできる。

  寺院の廊下の左右には小さな仏像が祀られている。奥の仏像に比べると人が少く静かで、仏教徒が床に座り瞑想をしていた。

  所要時間はゆっくりと回り約20分。

ワット ヤイチャイモンコン

  ワット パナンチューンからワット ヤイチャイモンコンまでは10分かからなかった。バイクを走らせると、すぐにワット ヤイチャイモンコンに着いてしまった。駐車場にバイクを止めて歩いていると、遺跡の入り口には看板が置いてあった。「スリが出る可能性があるから、バックは後ろで背負うのではなく前にするように。」と注意書きがあったので気を引き締めた。

  確かに寺院には人が溢れかえっており、スリをしやすい環境だ。遺跡の写真を撮ろうと夢中になっていたり、撮影中にバックを地面に置いて目を離した隙に持って行かれてる可能性がある。ワット ヤイチャイモンコンに限らず、観光客が多く集まる場所は、スリに遭う危険性があるが、財布やスマートフォンなどの貴重品は後ろポケットではなく前ポケットに入れる。人の多いところでは、バックを後ろで背負うのではなく前に抱えれば、スリ被害に遭う可能性を大きく防げる。

  今まで回ってきた遺跡と寺院に比べると、ワット ヤイチャイモンコンが一番人が多い気がする。人の流れに沿っていくと中央塔が見えた。ここの塔はワット チャイ ワッタナーラームとは違い塔の階段を登っても問題ないらしく、急斜面の階段を昇り降りしている人が大勢いた。塔の中に入ってみると、井戸のような穴があるだけだった。塔の周りもぐるっと1周することができる

  滞在時間はおよそ20分。入り口付近には、ローカル食堂や飲み物が売っている売店があり、遺跡の奥にはトイレがある。

おわりに

  午前中は約2時間で2つの遺跡と2つの寺院を回ることができた。遺跡の敷地が広いので、思ったよりも見て回るのに時間がかる。ワット ヤイチャイモンコンを見終わるとちょうど昼時になっていた。いったん宿に戻って休憩してから午後の遺跡、寺院巡りを再開することにした。

 

【タイ一人旅】レンタルバイクで巡るアユタヤ遺跡観光 1日でどのくらいまわれるのか?午後編

 

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