南アジア

ネパール滞在85日間のまとめ

 ネパールには2週間くらい滞在するつもりで現地入りした。空港で15日間のアライバルビザを購入したが、延長に延長が続き、気がつくと3ヶ月もカトマンズに滞在してしまった。10月のカトマンズ。雨季が終わり、ベストシーズンと言われるだけあって、寒くもなく暑くもない居心地がいい気候だったのも原因だろう。12月の半ば頃になると、さすがに寒くなってきたものの、ヨーロッパの冬に比べると暖かい。

 ネパールには3ヶ月もいながら、カトマンズを離れたのはたったの1度だけだった。カトマンズからバスでポカラに向かい、その足で約1週間かけてトレッキングをした。その後はカトマンズのタメルに長々と居座ることになった。

カトマンズの心地よさ

 なぜカトマンズという一つの街に居続けたのだろうか。世界各国の料理が気軽に食べれる物価の安さ。治安の良さ。首都でありながら、どこかのんびりとした雰囲気。タバコが1箱100ルピーで購入できるのもヘビースモーカーの私にとってはありがたかった。そして毎日のように通っていたカフェやレストラン。

 2ヶ月も同じ宿で生活をしていると、宿付近のレストランやカフェばかりに行くようになり、いつの間にか店の常連客になっていた。店に入り店主と目を合わせると、何も注文しなくても料理を作ってくれた。旅をしていると、常連客になるほど一つの街に長々と滞在することはあまりない。長くても1ヶ月から1ヶ月半くらいで次の街や国に移動してしまう。各地を転々と移動する生活が続いているせいか、行きつけの店があるのは夢のようなできごとだった。

 そして宿の安さも魅力の一つである。私が滞在していたのは、カトマンズの中心地にあるタメル地区。タメルにはレストラン、カフェ、食料品店など生活に必要なものが全て揃っている便利な商業エリアだ。そんな街の中心地の宿にもかかわらず、1泊の料金は1000ルピー(1ルピー1円)と破格の料金だった。シングルルームにトイレとシャワーが付いている。共同トイレ・シャワーの場合、確か1泊800ルピーと言っていた。シャワーのお湯が出ない時や、急に熱湯から冷水に切り変わってしまった時もあったが、細いことを気にしなければ問題ない。ここはネパール。「そんなこともあるさ!」と気軽に流せないと、低予算で旅を続けていくのは難しい。

 宿の屋上はパティオになっており、洗濯物を干すことができるのもありがたかった。(ネパールの家の屋上はだいたいどこもパティオになっていた)。ネットの速度が遅かったり、接続が不安定な時もあったが、細いことを気にしなければ安宿は長年暮らしてきた家のように居心地がいい。

 カトマンズ、ポカラ、アンナプルナと観光客が多い場所だったこともあり、どこに行っても基本的に英語が通じるのもよかった。ネパールには登山目当てで世界中から観光客が集まってくる。そして観光で国が成り立っているから、英語教育にはずいぶんと力を入れていると宿のオーナーが言っていた。

 他には何があるだろうか。3ヶ月滞在していたが、一度もお腹の調子が悪くなることがなかったのも重要だろう。ネパールのお隣インドでは、酷い腹痛に悩まされたし、酷いインフルエンザにかかってしまった。ネパールでは体調不良になることは一度もなかったのも良かった。

おわりに

 南アジアに滞在したのは、スリランカ、インド、ネパールで3ヶ国目になる。この3カ国は似ているようで文化や生活風習が異なる国。島国であるスリランカは海に囲まれた国だし、インドは国土が広く地域によって生活風習や文化が違うので一括りにできない。そしてヒマラヤ山脈のネパール。南に行くとジャングルもあるようだが、ネパールといえばやはりヒマラヤ山脈である。機会があれば、2週間ほどかけてアンナプルナ周辺の村々を訪ね歩きたいし、カトマンズで長々と滞在するのも悪くない。初日から最終日まで好印象が続いたカトマンズ。機会があれば・・・。いや、機会を作ってでも戻りたい、そんな魅力がある街だった。

滞在していた宿の屋上からの景色

 

 

 

error: Content is protected !!