中欧

中央ヨーロッパ滞在80日間のまとめ

 中央ヨーロッパには80日間滞在していた。約3ヶ月の滞在で訪れた国は、ポーランド、ドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリーの5カ国。ポーランドの居心地が予想以上に良かったこともあり、2週間くらいの予定が1ヶ月も滞在することになってしまった。

ユーロVS独自通貨

 中央ヨーロッパの国は、ユーロを導入している国と独自の通貨を使用している国に分かれている。私の行った国ではドイツ、オーストリア、スロバキアの3カ国がユーロを導入している。ポーランドとハンガリーは独自の通貨で、ユーロに比べると割安に感じた。

 中央ヨーロッパの物価は東ヨーロッパに比べると高い。東ヨーロッパのウクライナから西に行くたびに物価が目に見えて上がっていった。タバコ1箱の値段で例えるとわかりやすい。ウクライナのタバコが1箱約90円。

  • ポーランド390円
  • ドイツ630円
  • オーストリア?
  • スロバキア320円
  • ハンガリー410円

 タバコの値段が示している通り、滞在費、食費、交通費、観光費など、ドイツが最も高くスロバキアが一番安く感じた。オーストリアではタバコの値段を見ることはなかったが、おそらくドイツとそう変わらない値段だと思う。実際にベルリンとウィーンに1週間ずつ滞在してみて物価の違いを感じることがあまりなかった。

現地語はわからないが、観光に困ったことは一度もない

 ホステルはどこの国でも英語で対応してもらえた。私の滞在していたホステルやゲストハウスでは英語が通じなかったことは一度もなかった。長距離バスの運転手には英語が伝わらない時があった。しかし、人の行き交いが多いヨーロッパのせいか、例え英語が通じないことがあっても観光客の対応には慣れてる人が多く、なおかつ親切な人が多かった。

シェンゲン協定内は移動が楽

 入国審査無しで国境を行き来できるのはシェンゲン協定ならではの体験だった。いや、体験というよりも、いつ国境を越えて国を移動したのかわからない時が何度かあった。特に深夜便でブダペストからワルシャワに移動した時は、外が暗かったこともあり、いつの間にかハンガリーからスロバキア、そしてポーランドに入国していた。

 別の地域なら国境を越えるたびに入国審査があるので、そのたびに手続きをするので手間がかかる。ウクライナからポーランドにバスで入国した時は予想以上に時間がかかった。

 シェンゲン協定内を移動するのは手間がかからず便利である。しかし、入国審査を受けて入国してないせいか、別の国に来たという実感がなかなかわいてこない。やはりパスポートに入国タンプを押してもらい、ATMで現地通貨を引き出しやっと入国したという実感が湧いてくる。

 ドイツからオーストリアに移動した時は、シェンゲン協定内だから入国審査はなかった。そしてドイツとオーストリアは共にドイツ語でユーロを導入しているせいか同国の別の都市にいるような気分だった。

ゲストハウス・ホステルのドミトリー生活

 ヨーロッパに来てから、1番高くつく滞在費を下げるためにホステルのドミトリーやゲストハウスでの生活が続いた。ポーランド、ドイツ、オーストリア、スロバキア、そしてハンガリーと約3ヶ月間ドミトリーで過ごしていた。はじめは他人と同じ部屋で寝泊まりできるのか?と思っていたが、いつの間にか部屋に他人がいることが当たり前になっていった。

 ドミトリーで寝泊まりを始めたころは、ベットにカーテンの仕切りがある部屋を好んで滞在していた。カーテンが付いていると、プライベートな空間を保てるからだ。しかし、人は環境に慣れていく生き物のようで、次第にカーテンが付いていないベッドでも気兼ねなく寝れるようになっていった。

 ドミトリー生活がしばらく続いていたからだろうか。私はいつの間にかドミトリールームでの生活の後遺症に悩まされるようになってしまった。それに気付いたのは、ヨーロッパからアジアに移動してシングルルームで生活がするのが当たり前になったころだ。

 シングルルームでは一人でプライベートな空間を保てるが、部屋に一人でいると急に寂しくなってしまうことがある。ドミトリーに滞在していたころは、オヤジのうるさいイビキに悩まされていたが、いざシングルルームで生活してみると、シーンと音のない静かな空間で孤独を抱えながら一人で寝るほうが、かえって眠れぬ夜を過ごしてしまうことが度々あった。

おわりに

 シェンゲン協定は滞在日数が90日で、長期旅行者には滞在期間が少ないように感じる。それほどヨーロッパ諸国には魅力的な都市が多く点在しており、時間が許すならば多くの都市を周りたかった。

 特に中央ヨーロッパに強い思い入れがあるわけではないが、ドイツ3回、ポーランド2回、ハンガリー2回と夏と冬の異なる季節に来れたのはよかった。おそらく中央ヨーロッパをのんびりと旅することは最後になるだろうが、また気が向いたときにでも遊びに行きたいと思わせる魅力的な都市が多かった。

 

 

 

 

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