旅ブログ運営

旅を記録することについて

 旅を始める前に元バックパッカーの友人が私にアドバイスしてくれた。「旅に出るなら、日々の出来事を記録していくといいよ」。

 日記を書くようになってから3年が経過した。旅を始めた頃は、モレスキン・カイエジャーナルの方眼ノートに旅の出来事を記録していた。次の行き先、滞在日数、現在の心境、そして自問自答なども。旅で見聞したことをノートに記録していくと、世界にたった1冊しかない自分だけの旅ノートが出来上がる。

 帰国した時にノートを読み返すと、当時の旅の情景が鮮明に浮かび上がってくる。私がもっとも影響を受けた地域「ラテンアメリカ」の旅日記では、慣れない土地や言葉に翻弄されながら、メキシコから南へ南へと縦断していく日々の様子を伺うことができる。先の見えない未来に期待と不安を抱き、それでも毎日楽しんで旅を続けていた。

 もしも旅の記録をつけていなかったら、旅で感動したことなど数年経ったら忘れてしまうだろう。移動ばかりが続き、様々な土地を渡り歩いていると、旅の記憶はどんどんと積み重なっていき、数年前の出来事はフェードアウトしていく。

手書きで旅を記録する

 旅を始めてからしばらく手書きで日記をつけていた。手書きの旅ノートの醍醐味は、「字面」から心境を読み取ることができることだ。文章の内容よりも「字面」をみているだけで、どんな精神状態で書いていたのか手に取るようにわかる。字が極端に綺麗だったり、走り書きで字が読めなかったり、ひらがなばかりで書いていたり。書いては消す、書いては消すを繰り返していたりと、手書で日記をつけるのは人間味が溢れている。

旅ブログを始めてから

 旅ブログの運営を始めてからは、ノートに日記を書くことは少なくなった。2019年欧州の旅を始めるのにノートを1冊ラゲッジの中に忍ばせたが、1度もノートに触れることなく旅は終わってしまった。

 旅ブログの記事を更新するのは、ノートに下書きをするよりも、アプリに書き込んだほうが手っ取り早い。ノートの下書きを見ながらブログ記事を書くと、どうしても時間がかかってしまうからだ。それに比べてアプリで保存した文章は、コピー&ペーストするだけなので記事を書くのが簡易になった。場所を選ばず隙間時間に書き込んでいけるのも、時間の節約になるので旅人にはありがたい。

旅を記録することについて

 旅ブログの更新を続けていくと、旅の記録をつけるのはアプリよりも手書きノートの方が優れていると考えるようになった。旅を記録するという名の下、ゆっくりと旅の出来事を振り返りながらノートに旅行記を書いていく。旅した街の景色を思い出しながら、旅した街で知り合った人の会話を思い出しながら、あるいは移動中の流れ行く景色を頭に浮かべながら。そんな旅想いにふける時間は、旅好きにとってはこの上ない祝福の時間である。

おわりに

 元バックパッカーの友人が私にアドバイスしてくれた言葉。「旅に出るなら、日々の出来事を記録していくといいよ」。もし、これから長い旅に出ようと思っている人がいるなら、私も彼と同じアドバイスをしたい。「長期の旅に出るなら、日々の出来事を記録していくと、後に自分が辿った旅を振り返ることができるよ。」

 

 

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