序章 旅の始まり

写真集の制作に向けてヨーロッパを旅することになった 2019欧州旅行記 序章

 

  2016年の初秋に始まった旅は、カトマンズからバンコクに向かう上空で終わりを迎えた。いや、強引に終わらせたという言い方のほうが正しいのかもしれない。

     カトマンズに滞在中、帰国するまえにやりたい事が2つあった。1つは旅の道中に撮りためた写真ポートフォリオを海外の出版社から出したいと考えていた。イギリスの出版社に応募してみると、3分程で返事が返ってきた。

     送った2作品の1つ「ヨーロッパのストリートアート」のポートフォリオが気に入ってくれたようだ。東欧と中欧に滞在中に撮った約480枚の写真を送った。そして翌週の始めには写真集が出版されることが決まり、喜びに浸る暇もないくらい話がどんどん進んでいった。

     写真集についてのやり取りの中で、「西ヨーロッパのストリートアートも撮ってきてくれないか?」と言う話になった。私はすぐに「わかった」と返事をした。確かに現状の手持ち写真では中途半端な完成度なのは認めざるおえない。2018年のヨーロッパ旅では、西ヨーロッパや南ヨーロッパ方面に足を延ばすことができなかった。中欧のシェンゲン協定加盟国だけで85日間も滞在してしまったからだ。

 

 

2018年にヨーロッパを旅した国

 

  1. ウクライナ
  2. ポーランド
  3. ドイツ
  4. オーストリア
  5. スロバキア
  6. ハンガリー
  7. ベラルーシ

 ウクライナとベラルーシはシェンゲン協定加盟国ではない。

 再びシェンゲン協定に入るには180日間の空き期間が必要である。その期間が終わるのが2019年2月末。3月から再びシェンゲン協定加盟国に入国することができるので、写真集の制作に向けてヨーロッパを旅することになった。

ヨーロッパ旅のプラン

 3月の終わりから7月末の締め切り期間までに、旅をしたのは14カ国22都市。旅の予定に含まれていない国もあったが、臨機応変に周ることになった。

 まずは日本からロシアに入国。その後にトルコ、ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガルを周る南欧の旅。暖かくなってきた頃にフランス、ベルギ、オランダ、デンマークを旅した。シェンゲン協定加盟国を出国する前に再びドイツのベルリンに滞在し、そこからバスで前回滞在することができなかったチェコのプラハに行くことになった。プラハからアルバニアの首都ティラナでは2週間ほど滞在することになった。その間に「神秘の幻覚植物体験記〜中南米サイケデリック紀行」という旅行記を完成させなければならなかった。

 最後にアルバニアから最終目的地であるイギリスに向い、ロンドンとブリストルのストリートアートを撮り、4ヶ月ちょっとのヨーロッパ旅は終了した。その後は、約1週間ほどで写真集を完成させることになった。当初は240ページだったが、252ページに増量。使用している枚数は600枚以上で、やり取りするのが大変だった。

 

 

 ヨーロッパの旅ということもあり、終始ほのぼのするエピソードばかりだ。基本的にバスは定時刻に来たし、強盗やスリなどの被害に遭うこともなかった。アテネとロンドンでは危うくスリ被害に遭うところだったが・・・・・。大きな事件といえば、イタリアのローマ滞在中に起こった出来事くらいしかない。

おわりに

 14カ国22都市のヨーロッパ道中記。新たな旅はヨーロッパで始まった。

 

 

 

 

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