ポーランド

【ポーランド一人旅】地上114メートル 文化科学宮殿の展望台からワルシャワ市街を眺める

          ワルシャワに着いた翌日、まずはワルシャワ市街を一望できる文化科学宮殿の展望台に行くことにした。滞在しているホテルから徒歩と20分と近く、街を散歩するのにちょうどいい距離だった。ホテルを出て少し歩くと、すでに文化科学宮殿が遠目に見え始めた。

          文化科学宮殿に着くと、展望台の入場料20ズロチ(2018年7月の料金)を支払いエレベーター乗り場に向かった。カメラバックを背負っていると、ある注意書きが目に止まった。「サイズの大きいバックは背負ってはいけない」と注意書きがあった。バックを背負うのではなく、手で持つようにと表示されている。なぜバックを背負ってはいけないのか理由はわからないが、指示に従い手で持つことにした。

文化科学宮殿の展望台からの眺め

          展望台の高さは114メートルで、エレベーターで30階まで一気に上がると、1階から1分もかからずに着いた。展望台からは東西南北360度ワルシャワ市街を一望できるが、西側のテラスは工事中のため立ち入り禁止になっていた。

          ワルシャワ市街を見ていると、「ここは本当にヨーロッパなのだろうか?」という疑問が浮かんだ。そう思わせたのは、文化科学宮殿付近にはモダン高層建築が立ち並び、まるで新興国の景色そのものではないかと思った。

           第二次世界大戦後期に「ワルシャワ蜂起」で街が崩壊してしまった。そのせいか、ワルシャワ市街を歩いていると、ヨーロッパらしさ(歴史、古い町並み)を感じることはなかった。

  日が暮れた時間に文化科学宮殿の前を通ると、ライトアップされていた。綺麗という言葉よりも先に、「不気味な建築」という言葉が浮かんだ。おそらく旧ソビエト連邦国でスターリン様式を見たら、「不気味」という言葉は出てこないはずだ。むしろ現代の建築にはない圧倒的な重厚感があって、カッコイイとすら思えてくる。

おわりに

  ここはポーランドの首都ワルシャワの中心地である。首都のど真ん中にいまだにシンボルとしてそびえ立つスターリン様式。いったいワルシャワで暮らす人々は、このスターリン様式についてどう思っているのだろうか。

ワルシャワ市民を始めとするポーランド国民は、文化科学宮殿をソビエト支配の象徴であると考え、この建築を嫌悪した。社会主義体制崩壊の現在に至るも、このような否定的な見方は存在しており、ポーランド人の中には、政治的見解に関係なく、文化科学宮殿がワルシャワの伝統的な景観を損ねているとして批判する人々が存在する。

 

 

 

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