2019欧州の旅

北欧で白夜?デンマークのオールボー滞在中は深夜まで明るかった

 デンマークに来て驚いたのは、物価の高さだけではなかった。6月の下旬、デンマークの北部にあるオールボーという街に滞在した。オールボーはデンマーク第4の都市で、人口12万ほどのこじんまりとした地方都市。

 デンマークの首都コペンハーゲンから直線で223キロメートル離れており、飛行機で45分。バスや車の場合だと陸地をぐるっと周っていくので、バスで5時間20分ほどかかる。

 オールボーに滞在していた時の日没時刻は、22時13分だった。23時を過ぎても空はまだ明るく、日本でいえば夏の夕方18〜19時くらいのような明るさである。

 写真を撮ったのは23時ごろで、若干フォトショップで明るさを調整しているものの、街灯なしでも歩ける明るさに驚かされた。外は明るくても、深夜になるにつれて歩いている人の数が減っていった。

 何時に暗くなるのか外を観察していたが、深夜1時を過ぎてようやく暗くなっていく感じだろうか。

日が長いと調子が狂う

 夕食をとるタイミングがずれてしまうことがあった。

 基本的に日が暮れた頃に夕食をとるので、太陽が出ている時刻に食事をしても、なんだか夕食を食べている気分にならない。20時だというのに、まだまだ沈む気配のない太陽を眺めながらの夕食は味気なく、昼食を食べているような感じだった。

 人間は太陽の光の影響を受けながら生活をしていることが少しだけ理解できた。文化よりも太陽の影響の方が強いのではないかと思ったくらいだ。そろそろ1日の終わりを迎える時刻の22時。翌日に備えてゆっくりと室内でくつろぎ身体を休めたいが、窓の外はまだ明るいので「まだ寝るには早いのかな?」と思ってしまう。

 この地域で生活をしている人たちは、夏の陽の長さに慣れているのだろう。だが、私のような旅人は夜だというのに外が明るいので、まだまだ動けるぞ!と身体が休まる感じがしない。やはり遅い時間は真っ暗になってほしい。いつまでも外が明るいと、寝るタイミングすらも逃して夜更かししてしまう。

 「そろそろ寝たいのに、寝ることを身体が拒んでしまう」そんな表現がぴったりかもしれない。

朝は何時に明るくなる?

 暗くなるのは深夜1時くらいというのはわかったが、いったい何時に明るくなるのか気になって7時ごろに起きることにした。外は当たり前のように明るかった。何時ころから明るくなるのかわからないが、6月下旬のオールボーは3〜5時間くらいしか暗くならなかった。

私はある言葉を思い浮かべた

 北欧の北極では白夜とよばれる現象が起こる。白夜は真夜中になっても薄明か、太陽が沈まない現象のこと。オールボーでの滞在を振り返ってみると、白夜の体験版みたいな出来事だったように思えてくる。陽は沈むものの、深夜を過ぎても真っ暗にはならなかったからだ。

 白夜は北極圏付近では6月下旬前後に起こるとウィキペディアに書いてある。南極圏付近では12月下旬前後に白夜になるらしい。

 おわりに

 デンマークから北極圏まではだいぶ距離がある。それでも北欧のオールボーですら深夜を過ぎても明るかった。白夜を体験してみたいか?と聞かれたら、私は自信を持って首を横にふるだろう。

 いつまでも外が明るいと、生活のリズムがつかみにくいし、身体が休まる感じがしないからだ。

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